活動報告 主な紹介

新潟県佐渡市

概要

佐渡島は、面積855㎢(東京23区の約1.5倍)、周囲約280㎞の日本海側最大の島です。また、日本の海岸地形がすべてそろっていることなど、地形自体が日本の縮図と言えます。佐渡は自然風景そのものがまるで展示物のような大地のテーマパークであり、日本ジオパークに認定されています。佐渡金銀山・トキ・たらい舟などもこの大地の恵みと密接に関係しています。また、トキと共生し生物多様性を保全する「生きものを育む農法」で2011年6月に世界農業遺産(GIAHS)に認定されました。(佐渡市HPより一部抜粋)

稲刈り実習の様子

はじまり

佐渡市は、「エコアイランド佐渡」を目指し、トキと人が共生する生物多様性の保全などを進めてきました。一方で、農村地域における人口減少が深刻化、農林水産業や観光業の産業の低迷、後継者不足や集落機能の崩壊など課題を抱えていました。そこで、本学との連携により地域の活性化を図り、本学における教育・研究の充実に寄与することを目的として交流が始まりました。

連携活動

調査研究

佐渡島をフィールドとして、農業・水産業の生産性向上や環境保全、地域活性化への様々な課題について佐渡市との共同研究を行なっております。現地調査には多数の学生も参加して実施しております。これまでの研究も含め、テーマの一覧を示します。

教育支援

大学における公開講座「佐渡学」の創設や、「朱鷺(トキ)の里山歩きと朱鷺の暮らす郷づくりへの参加 −新潟県佐渡市での環境体験学習−」等の講座を開設して、佐渡島の農業・環境・文化への理解を深めています。また、「佐渡の自然とトキの野生復帰から学ぶ「食・農・環境」~人と自然の共生(東京農大食と農の博物館:子供ゆめ基金助成事業)で、佐渡を学ぶ教材開発と普及活動に取り組んでいます。(写真:“メードイン佐渡島”「佐渡物産展」食と農の博物館)

活動報告書

地域連携協定

新潟県佐渡市と本学は、2009年5月に、東京農大のノウハウを活かし、地域振興や教育研究の充実、佐渡の地域活性化を目指した取り組みに寄与することと、佐渡の地域資源環境を東京農大の教育研究活動に活かすことを目的に連携協定を締結しました。

おもな活動としては、1.まちづくり及び人づくりに関すること、2.自然、環境、産業及び地域振興に関すること、3.教育及び文化の発展に関することを主な柱としています。

お問合せ・ご相談

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