部会の紹介

GIS研究部会

部会長 鈴木 充夫 / 連絡幹事 畑中 勝守・下嶋 聖

安全で豊かな社会の創造のために、空間情報を効率的かつ合理的に取得、蓄積、管理し表現することはきわめて重要です。人工衛星データの利用やコンピュータの進歩・普及とともに、GIS(Geographic Information System:地理情報システム)やGNSSなどの技術をもとに、空間情報をデジタルデータとして容易に取り扱うことが可能となってきている今日、さまざまな分野において空間情報を利用した研究の気運が高まりつつあります。こうした背景のもと、本学ではESRI社製ArcGISのサイトライセンスを導入し、先駆的なGIS研究環境が整いつつあります。そこで当部会では、ArcGISの導入を契機に農林水産業、経済・社会科学、環境など多分野にわたる学際的研究を国内外で推進し、本学がGIS研究において広く社会に貢献しうる研究組織となるための研究母体となるべく活動を行っています。

日本農業を取り巻く環境は、ICT技術を核としたスマート農業を始め新たな転換期を迎えています。政府は、新たな時代に対しスマート農業の普及を推進していますが、農業の現場においては、後継者不足に加え、ICT技術等に関する知識が圧倒的に不足しているのが現状です。この現場での知識不足を補うために、当部会は、今年度から、東京農業大学と包括連携協定を締結している㈱パスコ、(株)カクイチと連携し、地域JA・森林組合と民間企業等を会員とした『次世代農業サポート研究会』を部会内に設立し、ICTを活用した農業技術研修会を柱とした新たな経済事業ビジネスの構築など、地域農業の活性化、および、人材育成の研修会を実施する予定です。

上記活動のほか、産学連携を推進し、国内のみならずアジア・アフリカ地域におけるGIS研究の拠点としての活動を推進しています。

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