大学発ベンチャー/スタートアップ、
特にバイオ・創薬スタートアップの「成功例」を増やすには？
～ベンチャーキャピタル（VC）からの視点を中心に～

【講演内容】
　岸田政権から続くスタートアップ政策により、起業の推奨、各種補助金・助成金の拡充、中でも大学においてはJSTのスタートアップ・エコシステム共創プログラム（スタエコ）によるGAPファンド等とスタートアップの数を増やす事に重きをおいた施策が拡大している。東大等を筆頭に学生時代からスタートアップを起業し、話題となるケースも増え、楽しみが増すとともにまだまだ日本も行けるのでは？！と勇気を貰える場面も多い。
一方で、事業を行うという事は、ビジネスの世界で無数の競合と戦って勝ち残るということであり、そんなに簡単なことではない。では、どうやって成功確度を上げていけば良いのか？多くのバイオ・ライフサイエンス系スタートアップと関わってきたベンチャーキャピタル（VC）の視点から、証券市場の最近の変化にも触れながら、課題と期待について話しをしたいと思います。

【講師略歴】
　7年間アカデミアで教員としてライフサイエンス分野の研究・指導に従事。2002年よりベンチャーキャピタルに転じ、一貫してQOL関連分野への投資に関わる。2014年、創業期のみやこキャピタル㈱に参画し、バイオ・ヘルスケア分野への投資を担当。再生医療、創薬から医療機器、健康関連サービスまで多くの投資を重ね、複数のIPO、M&A案件に関与。近年、特にM&AでのEXIT創出が業界全体の活性化に必須との課題意識を強く持つ。