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総合研究所研究会生命科学研究部会主催のイベントを開催いたします。
ご興味のある方はご参加ください。
分子細胞生物学(バイオ)
植物生命科学特論Ⅱ(バイオ)
日 時:2024年12月19日(木)16:30~18:00
会 場:東京農業大学・世田谷キャンパス・1号館244教室
東京都世田谷区桜丘1-1-1
参加費:無料
申込み(Forms): https://forms.office.com/r/Li381RRHy0
申込み期限:12月13日(金)
*右のQRコードからも申込み可能です
*バイオサイエンス専攻の分子細胞生物学と植物生命科学特論IIを兼ねます
講演 〜育種学から植物病理学へ〜
NLR型抵抗性遺伝子の進化パターンを利用した新しい耐病性育種
岩手生物工学研究センター
清水元樹 博士
野菜農家に生まれた私は、病害虫の被害によって苦しむ両親の姿を見て育ちました。これが、私が研究者として人生を歩むきっかけとなりました。病害防除の有効な手段として、抵抗性遺伝子を導入した品種の利用があります。大学時代は、「アブラナ科作物の萎黄病に対する抵抗性遺伝子を見つけて育種に利用する」という植物の「育種学」を中心とした研究を進めました。
現在は、イネとその重要病害であるイネいもち病の両方を研究対象として、抵抗性反応の“引き金”となるイネのNLR(nucleotide binding-leucine rich repeat)型抵抗性遺伝子と、いもち病菌の非病原力(AVR: Avirulence)遺伝子の双方を明らかにする研究に取り組んでいます。イネといもち病菌間の相互作用研究を通して「植物病理学」を学んだことで、これまでになかった視点から抵抗性育種を見ることができ、研究者としての幅が広がったと感じています。
本講演では、イネNLR遺伝子Piasといもち病菌の非病原力遺伝子AVR-Piasの発見からみえてきた、イネNLR遺伝子の進化機構を利用したNLR型抵抗性遺伝子の新しい可能性についてご紹介したいと思います。
主催 東京農業大学総合研究所研究会
生命科学研究部会
学生の皆さんも奮ってご参加下さい。
講演が終わってからは講演者を囲んでの情報交換会(レストラン すずしろ)も予定しています。
問い合わせ先:バイオサイエンス学科 太治 輝昭(t3teruak@nodai.ac.jp)
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