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総合研究所研究会地域再生研究部会主催のフォーラムを開催いたします。
ご興味のある方はご参加ください。
●日時:2024年3月2日(土) 東京農業大学サイエンスポート8階 エアーブリッジ
●主催:東京農業大学総合研究所 地域再生研究部会
●後援: 公益財団法人都市緑化機構
●開催時間:14:00~17:30(13:45 開場)
●懇親会:18:00~20:00(東京農業大学サイエンスポート8階 エアーブリッジ)
●テーマ:「自然共生サイトと里山」
2022年12月にカナダで開催された生物多様性条約第15回締約国会議(CBD-COP15)において、新たな世界目標である「昆明・モントリオール生物多様性枠組」が採択され、2030年ミッションとして、生物多様性の損失を食い止め、回復に反転させるという「ネイチャーポジティブ」が掲げられました。その実現に向けて23の個別目標が設定され、その中でも特に注目を集めているのが、2030年までに陸と海の30%以上を健全な生態系として効果的に保全しようとする目標(30by30目標)です。環境省では、2023年から企業の森や里地里山、都市の緑地、沿岸域の藻場など「民間の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域」を「自然共生サイト」として認定する取組を開始しています。2023年10月には、全国122か所で「自然共生サイト」が初めて認定され、企業等との協働による自然と共生する社会の構築に、期待はより高まっています。
一方、里山は、農地、竹林、雑木林等の多様な環境にあって、人々は、その里山を大切に利用し、管理し、保全し、自然と共生した暮らしや豊かな生物多様性を育んできました。しかし、高度経済成長期以降、急速な社会経済の発展にともなって、生活様式が急激に変化し、里山の資源利用は大きく崩れるとともに、適正な維持管理が滞り、かつてトンボが飛び交う里山は荒廃が目立つようになっています。さらに、最近の異常気象による局地的豪雨や大型台風の襲来などから国土保全機能の低下が深刻な問題となっています。
本フォーラムでは、自然と共生する持続可能な里山再生を実現するため、行政、民間、市民、大学と共に、自然共生サイトと里山管理のあり方とそれぞれの役割について議論を深めます。
●プログラム
14:00~14:10 開会の挨拶とフォーラムの主旨説明
東京農業大学総合研究所地域再生研究部会長 東京農業大学名誉教授 宮林茂幸氏
14:10~14:40「ネイチャーポジティブと自然共生サイトの取り組み」
環境省自然環境局自然環境計画課長 則久 雅司氏
14:40~15:30 基調講演「自然共生サイト:歴史的意義と未来の展望」
九州大学 アジア・オセアニア研究教育機構 准教授 田中俊徳氏
15:30~15:45 休憩
15:45~16:05 共生サイト認定地域からの事例報告 飯能・西武の森
㈱西武リアルティソリューションズ 大島 孝夫氏
16:05~16:25 自然共生サイトとモニタリング
株式会社地域環境計画 彦坂洋信氏
16:25~17:00 パネルディスカッション
登壇者:九州大学 アジア・オセアニア研究教育機構 准教授 田中俊徳氏
環境省自然環境局自然環境計画課長 則久 雅司氏
㈱西武リアルティソリューションズ 大島 孝夫氏
株式会社地域環境計画 彦坂洋信氏
コーディ―ディネーター 東海大学観光学部教授 田中伸彦氏
17:00 閉会
その後懇親会(東京農業大学サイエンスポート8階エアーブリッジ)
●申込フォーム(申し込み〆切2月28日) 対面開催のみとなります。
https://forms.office.com/r/a3rUj0n0TR
●問合せ先
東京農業大学地域創成科学科地域デザイン学研究室教授 町田怜子
E-mail:r3machid@nodai.ac.jp
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