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「グローバルに未来を思考する:地球の食・農・環境とエネルギー」を刊行

お知らせ
2022年 09月07日 掲載

総合研究所

総合研究所研究会 グローバル情報研究部会 2022年度特別活動成果報告「グローバル情報研究部会による著書の出版」

グローバル情報研究部会は、アグリビジネスに関係したグローバル情報を収集・分析し、それを会員間で共有して産学官民連携により新たなビジネス展開のための発想と基軸を産み出す源泉とすることを目的に設立されました。本書はその目的を達成する活動の一環として、執筆に賛同した部会の会員それぞれが関心をもつテーマをもとに、グローバルな情報を広く世に発信することをねらいとして一冊の書にまとめたものです。執筆にはグローバル情報研究部会だけでなく、沙漠緑化研究部会、食と農の環境工学部会、大学所有遺伝資源保全・利用研究部会からも加わっていただきました。その面でいえば総研研究会の部会間連携を果たすことができ、また執筆者16名には本学教職員だけでなく本学の卒業生や関係者がそのうち6名含まれており、産学民連携により本書をまとめることができました。
本書は、食・農・環境・エネルギーに関わるグローバルな情報を提供することを意図しておりますが、国際に通用する人材の教育、草の根民間活動による国際交流、人類の課題解決に向けた論考も取り上げ、人文系、社会系および自然系に及ぶ学際的なアプローチとなっています。本書は本学の学生にも理解してもらえるようできるだけ平易な文章表現を心がけ、それぞれのテーマの末尾にはコラム(こぼれ話)を設けて、楽しく読んでもらえるよう工夫しました。また学術書のような章立てにはせず、どこからでも関心のあるところから読めるようにしてあります。
本書をさまざまな読者が手にとっていただき、グローバルな情報の共有とその理解の一助となっていただければ望外の幸せと存じます。

本書の目次は以下の通りです。

  • まえがき
  • 未来の話をしようーグローバル思考のすすめ(武原タイ)
  • Fudangi no Kokusaika : Know-How + Do-How
    普段着の国際化:「知る」を「行う」へ(藤本ヘレン)
  • 最近のアメリカ農政と農業(立岩寿一)
  • 食の未来を担うアグロバイオダイバーシティ(入江憲治)
  • 沙漠緑化における農業・環境・エネルギー(鈴木伸治)  
  • 生活農業の復権を考える(板垣啓四郎)
  • 生産基盤整備からみた農業と環境のこれから(藤川智紀・川名太・江上親宏・中村好男)
  • 環境調和型印刷および印刷インキの最近の動向(藪野通夫)
  • 醸造技術の次世代の役割(大西章博)
  • 卸売市場の現状と今後(大門龍博)
  • 『人材を世界に植える』計画~グローバル人材育成&キャリア教育のいま~(鎌塚俊徳)
  • グローバルに生きる「草の根大使」(本間惇)
  • 自然観、死生観から見た人類の課題解決に向けた一考察(長尾聡)
  • あとがき

(A5判 並製、166ページ、1,980円、東京農業大学出版会)

なお、本書の出版にあたり、東京農業大学総合研究所研究会から部会企画の特別活動として助成をいただきましたことを申し添えます。本書の出版にあたっては、東京農業大学総合研究所研究会をはじめ、東京農業大学出版会ならびに東京農業大学教育後援会の各位より、多大なご支援とご協力をいただきました。心より感謝申し上げます。

東京農業大学総合研究所研究会 グローバル情報研究部会
部会長:立岩 寿一(東京農業大学名誉教授)
連絡幹事:武原 タイ(拓殖1980年卒、テラパートナーズ代表、ロサンゼルス在住)/ 板垣 啓四郎(東京農業大学名誉教授、日本財団参与)


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