活動報告 主な紹介
小菅村は秩父多摩国立公園内にあり、都内を貫流する多摩川の源流部に位置しています。東西14km、南北7km、総面積は5,265ha、標高は奥多摩湖面の530mから大菩薩連山の2,000mまでと高低差に富んでいます。森林が総面積の95%を占め、また、約3割にあたる1,630haが東京都の水源かん養林になっています。
都心から80km圏内にありながら、ミズナラやブナなどの原生林、大型哺乳類や様々な野鳥、昆虫から可憐な野の花まで、豊かな自然が残っています。(小菅村HPから抜粋)
2001年から小菅村、住民、関連企業と連携して、森林再生事業に取り組み、多摩川源流大学が2006年10月に設立されました。
現地校舎となったのは、源流の間伐材を利用してリニューアルされた旧小菅小学校白沢分校。東京農大の人材育成教育プログラムである多摩川源流大学は、農業や森林作業、文化体験などの体験実習を行い、農山村地域の暮らしを理解し、農山村地域を好きになり、将来さまざまな分野で活躍できる人材を育成することを目的としています。
小菅村とその周辺地域を学習の場として、農業、森林作業、地元文化との触れ合いを行っています。春、新緑が芽吹く頃に畑を耕しジャガイモなど、さまざまな野菜の種を撒きます。夏になると冷たい源流の川に入り、水に棲む生き物や植物について学び、秋はいよいよ待ちに待った収穫です。冬になると畑の片付けと、長い冬を乗り切る保存食の準備などを行います。このように村での生活は全てが教科書で、学ぶことがたくさんあります。
土地にあった農機具や作業などを学ぶため地域の人々を先生に迎え、都会では体験できない地域の生業をまるごと体験します。(多摩川源流大学HPより抜粋)
山梨県小菅村と本学は、2006年10月に連携協定を締結しました。
おもな活動としては、1.源流域の再生のための連携事業、2.源流学の構築と源流文化発展のための連携事業、3.人材育成のための連携事業、4.源流の里づくりのための連携事業等を主な柱としています。
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