活動報告 主な紹介
大分県竹田市は、県の南西部に位置し、くじゅう連山、阿蘇外輪山、祖母山麓に囲まれた標高250m~700mの準高冷地にあり、西は熊本県、南は宮崎県に接しています。平成17年4月1日に、旧竹田市、荻町、久住町、直入町が合併して竹田市が誕生しました。戦国時代に志賀氏が岡城に入城後、豊臣秀吉の天下統一のころに中川氏が移封し、竹田村に城下町を造成しました。その後、商業を中心に発展し、現在でも市内中心部には、武家屋敷通りなどの古い面影を多く残しています。
2019年3月29日、竹田市総合文化ホールにて「竹田式サフラン栽培の伝統と革新~世界品質のサフランを未来へ、そして世界へ」と題し、科学研究費基盤研究(B)<研究代表者:後藤一寿氏(農研機構:本学客員教授)>の研究成果報告会が行われました。竹田市の特産品であるサフランは国内の生産量の約80%を占めており、薬用・食用としての優れた品質特性やそのブラント戦略に関する報告が行われました。本学からは、妙田貴生教授(生物産業学部食品香粧学科)が香気成分の分析結果から、竹田のサフランのブランド力を報告しました。報告会・パネルディスカッション後、竹田市出身でフランスにて修行した後レストランをオープンさせた大久保シェフによるサフランを用いた料理の試食が行われ、竹田のサフランを用いた新たなレシピに舌鼓を打ちました。
妙田貴生教授(生物産業学部食品香粧学科)
パネルディスカッション
本学と竹田市は、2018年8月30日(木)竹田市役所内庁議室にて連携協定を締結しました。おもな活動としては、(1)まちづくり及び人づくりに関すること(2)自然、環境、産業及び地域振興に関すること(3)教育・研究・文化の発展に関すること(4)就農及び就職支援に関することを主な柱としています。
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